基準地価
基準地価の正しい使い方を知れば、不動産売却はグンっと楽になる!
基準地価でトレンドを掴み、実勢価格で相場を知る!!
基準地価って何
1基準地価(キジュンチカ)とは
基準地価とは、国土交通省が毎年7月1日時点土地の価格を公示するというものです。基準地価が新聞などで発表されるのは、毎年9月20日頃です。また、基準地価は都市計画区域外の住宅地、商業地、工業地、宅地ではない林地なども含んでいます。
2基準地価の目的
基準地価の目的は、「一般の土地地取引き価格に対して指標を与える」事と「公共事業用地の取得価格算定の基準」を設ける事を目的としています。
3基準地価と、その他の不動産価格
基準地価は「路線価」や「公示価格」、「固定資産税評価額」など、公的な機関が発表するその他の土地評価額の基礎資料として使用されます。
また、本来の目的である『不動産を売却する際の参考』としても使用されます。
一物五価
不動産価格には、『基準地価』を含め5つの価格が存在します。
この事を『一物五価』と言います。
基準地価 | 「きじゅんちか」と読む。 国土交通省が公表する土地価格で、同じ地点の公示価格と比較することでその年の地下のトレンドが分かる。 |
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公示価格 | 「こうじかかく」と読む。 国土交通省が公表する土地価格(売買のベンチマークとして位置付け) |
路線価 | 「ろせんか」と読む。 国税庁が公表する土地価格(相続税や贈与税の課税計算の目安) |
固定資産税評価額 | 「こていしさんぜいひょうかがく」と読む。 市区町村が公表する土地価格(固定資産税・不動産取得税等の課税根拠) |
実勢価格 | 「じっせいかかく」と読む。 実際の売買で決定される価格(=時価) |
基準地価が有益な理由
理由は土地評価額の基礎的資料であり、公示価格と比較されて利用されることが多いからです。
- 公的な機関から発表される!
- 毎年ほぼ同じ地点の価格を公表しているので、続けて見ることで地価のトレンドが見える!
- 1月1日に調査される公示価格と7月1日に調査される基準地価を比べることでその年の地価のトレンドが見える!